エスケープすいい

日々のことを書くどこかにいる大学生のブログ

白岩玄《野ブタ。をプロデュース》の感想

野ブタ。をプロデュース (河出文庫)

大人気ドラマの原作小説

 こんばんは、主かです。

 

 今回は、2005年に日本テレビで放送された《野ブタ。をプロデュース》の原作小説の感想・レビューをしていきたいと思います。

 亀梨和也さんと山Pこと山下智久さんの楽曲・青春アミーゴでも有名になりましたね。

 そんな本作ですが、ドラマ版があまりに有名なため、原作小説はあまり知られていないのではないでしょうか?

 

 実はこの原作、大きくドラマ版とは異なっているんです。

 「ドラマ版が好きだった人」も「ドラマ見たことないよ」、っていう人も、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

 

あらすじ

 舞台は教室。イジメられっ子転校生(キモチ悪いほどおどおどしたデブ)を人気者に
すべく、オレはプロデューサーを買って出た! 「『セカチュウ』で泣いてる場合で
はない、『野ブタ。』を読んで笑いなさい」と斉藤美奈子氏絶賛、第41回文藝賞受賞
作。(Amazonより引用)

 

 以下、ネタバレなし

 

感想

 ドラマと原作の大きな違いは、ドラマでは『修二と彰』と、2人ペアだったのに対し、原作では『修二』しか出てきません。また、堀北真希さんが演じた『信子=(野ブタ)』ですが、原作では男性『信太=(野ブタ)』です。

 あと違うのは、ネタバレになるので大きく触れませんが結末ですね。

 

 

 何が面白いかって、この、『イケてる同級生がイケてない同級生をプロデュースする』という設定がまず面白い。今まであったようでなかった設定。信太と修二の掛け合いは本当に面白かったです。

 字もわりと大きくて読みやすいし、会話文も多いので、読書初心者さんにも安心してお勧めしたい作品。クスッと笑えるところも盛りだくさん。(ラノベに近い感じかな)

 

 

 また、いじめられっ子・信太の性格が良いので感情移入もしやすく、信太が段々と人気者になっていく、っていうのも気持ち良く(微笑ましく?)読むことができます。「信太頑張れ〜〜!」ってついつい応援してしまう。

 

 「悪い人がいない」っていうのもこの小説の大きなポイントで、いじめっ子たちも最終的には信太の友達になっていくし、段々と固い友情が生まれていく姿は青春そのもの・・・。

 透き通ったような青春時代を思わせる、素敵な学園エンタメ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とはならなかった。

 

 この原作の本領発揮は後半戦にあります。

  「素敵な青春エンタメストーリー☆」かと思いきや、「壮大な精神えぐりストーリー」だと最後に判明。後出しすぎる。想定外すぎるラスト。

 

 本音だけではこの社会を生きていくことなんてできない。誰だって自分が作った着ぐるみを着て、偽って、演じて、飾って、生きていかなくちゃいけない。高校生も、私も、修二も、信太も。

 本当の、嘘のない『人間関係』はどこにあるんだろう??

 

 そんなことを考えさせられるラストシーン。

 ネットでは賛否両論あるみたいですが、私は結構好きな終わり方。ただの楽しい青春エンタメ小説では終わらせない、一味違ったラスト。ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

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  それでは!