エスケープすいい

日々のことを書くどこかにいる大学生のブログ

【何度も読んだ漫画・感想】今日マチ子《cocoon》

cocoon(秋田文庫74-1)

 

 こんばんは、主かです。

 

 【何度も読んだ漫画】シリーズも今回で第2回目!!

(前回の記事はこちら↓)

 

 今回もひたすら私の大好きな漫画を紹介していこうと思います。(ただの私徳)

 今回は今日マチ子先生のcocoonコクーン)》という漫画。もしかしたら表紙でお気づきの方もいるかもしれませんが戦争(ひめゆり学徒隊)を題材にした作品です。

 「こんなに柔らかいタッチで戦争・・・!!?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そうですとも・・・このタッチで戦争です・・・!(壊滅的な語彙力)

 

 それでは早速行きましょう!

 

だれも死にたくなんてなかった

  舞台化もされた作品。戦争と、それに関わる少女たちの話です。

 優しい絵柄の主人公が語る言葉は「お国のために」だし、仲間の女学生は防空壕の中でたくさん亡くなっていきます。

 

 淡々と描かれる物語。時々挟まれる現代とそう変わらない日常だったり、仲間が死んでいく姿だったり。ただ「はだしのゲン」や「火垂るの墓」ほどの凄惨さ(生々しさ?)はこの作品にはありません。

 作者の方が戦争経験者でないことも要因としてあると思いますが、この作品で描かれる『戦争』は、どこか『非現実的な戦争』感があります。「非現実」って言ったけど、別にファンタジー作品じゃないし、ちゃんと戦争漫画なんだけど、生々しさが薄いというか。

 たくさん戦争の写真を見て、本を読んで、「あぁ、これが戦争なんだな」と戦争経験がないなりに、私の中で組み立てた「戦争」より、この漫画の「戦争」は柔らかく描かれていました。

 

 

 簡単に言うとさ、なんかもう「はだしのゲン」とかってトラウマシーンしかないじゃん・・・「火垂るの墓」も節子のお母さんのシーンがトラウマじゃん・・・そういうのがない。

 

 ただ、「生ぬるい!!こんなの戦争漫画じゃない!!」ってことが言いたいんじゃなくて(笑)

 この漫画は、優しいタッチで、しかし忠実に史実を再現しています。

 

 

 『戦争の残酷さを伝えないことで、戦争を受け入れやすくする』

 昔こういう話を聞いたことがあって、なんとな〜〜くこの漫画を読んでいたら、この作品は『戦争の凄惨さ』を伝える役割というよりは、『戦争(ひめゆり学徒隊)があったという事実』を広く伝える役割を持っているんじゃないかな、と感じました。

 

 つまり、「戦争」というジャンルへの敷居を低くして、いろんな人に戦争(ひめゆり学徒隊)を知ってもらうための漫画・・・といえばいいかなぁ。

 「戦争」について触れたいけど、はだしのゲン火垂るの墓は凄惨過ぎる・・・!!耐えられない・・・! そういう人にぜひ読んでもらいたい作品。

 

 

 絶対何か感じるはずだし、私は本当に読んでよかった作品です。

 数年前に購入して、今でも何回も読み直していますし、ネタバレになるのであまり詳しく書きませんが、私は最後のマユのシーンでボロボロ泣きました・・・。(今でも泣く)

 

 

 

 

 なんだか今まで『《cocoon》には全く凄惨なシーンがありません!』みたいな感じに書きましたが、目を背けたくなるシーンや凄惨なシーンももちろんあります。(戦争物だしね・・・)

 

 ただ比較的優しい絵柄で、凄惨さが緩和されているので、「トラウマになるわ!」ってほどではないかな。

 逆に「そのギャップが怖い」って思う人もいるかもしれないけど・・・もうこればっかりは人による・・・。(丸投げ) 

 

 私の大好きな漫画です。是非どうぞ。

 

cocoon(秋田文庫74-1)

cocoon(秋田文庫74-1)